創薬の研究開発を支える電子実験ノートとは

Sチーフ(41歳

1997年4月入社

東京システム三部

商学部 社会情報学科 卒 北海道出身

 

入社以来、製薬会社の研究開発部門で使われるシステムの開発業務に携わる。当初はプログラマとして参画していたが、経験と仕事への真摯な取り組みが評価され、現在はシステムエンジニア兼プロジェクトリーダーとして日々活躍している。

これまでに携わったプロジェクトと担当業務について教えてください。

製薬会社の研究開発部門といったやや特殊な業務を扱うシステムの開発をメインとしているのですが、その中のプロジェクトのひとつに電子実験ノートのシステム開発があります。
薬の開発の初期段階において、数多の化学物質を合成して、薬のタネを探し出すという業務があるのですが、これまで研究員はその合成実験の記録や、作製した化合物などの記録を紙のノートに記載していたんです。この電子実験ノートのシステムでは、実験結果や化合物をデータベースへ記録することで、紙ノートからの脱却に成功しました。さらにはシステムを用いてキーワードに関連した情報を検索したり、過去の実験のノウハウを参照することで各自の研究に応用することができるようになりました。多くの研究員が個々に持っていた膨大なデータをひとつのシステムに蓄積し、共有・活用することで研究員の業務の効率化を図ることができるのです。

私はそのプロジェクトにおいて、設計フェーズではSEとして設計を担当していましたが、開発フェーズから本番リリースまでは開発チーム(メンバーはおよそ10人)のリーダーを担当し、各メンバーの進捗管理や作業のフォロー、仕様の調整などを行っていました。

普段どのようなことを心がけていますか?

お客様・プロジェクトメンバーに関わらず、普段から相手の立場を理解することを心がけています。

相手がなぜその質問をするのか?その背景にあるものは?伝えたい真意はなんなのか?などを考えることにより、正しく状況を理解し、適切な回答を返すことができるように努めています。

また、常にフットワークの良い行動をとるようにしています。保守業務でのユーザーからの問合せなどは、すぐに対応できないとユーザーの業務に支障をきたしてしまう可能性もありますから。素早いレスポンスと相手の状況を理解した適切な回答。この積み重ねこそが信頼につながっていくと考えています。

これまで辛かったことや苦労したことはありますか?

辛いと感じることはそれほどないですが、現在、新しいツールを用いてのシステム開発に多少苦労しています。
このツールはシステム開発の効率化のために用いられたのですが、発売したばかりであまり一般的でもないためナレッジが少なく、通常の開発ならこうやる、といったノウハウが役に立たない面もあり、技術調査にかなり時間をとられました。
結局のところ、ツールの開発ベンダーに問い合わせたり、サンプルを使った技術検証を行うことで、何とか開発することができています。近道はないので地道な努力が必要です。

苦労はしていますが、業界では有名なツールなので、これを足掛かりに、ぜひ他社にも展開していきたいですね。

ところで奥様もHLCの社員ですが、育児制度や時短制度を利用されていましたね?

現在、2児の母親です。育児休暇制度・時短勤務制度のおかげで、新卒でHLCに入社して以来、今も仕事を続けられています。

子供が小さいとき、特に通園を始める頃は体調も崩しやすく『本当に仕事を続けられるのだろうか?』と不安になりました。おたふくや水ぼうそう、インフルエンザにかかると一週間登園禁止になってしまうので、仕事のことを考えると、周りのメンバーに迷惑をかけてしまう申し訳なさと、焦りを感じたりもします。

制度があるからといって、育児と仕事の両立に関する悩みや問題が全て解消されたわけではありませんが、制度があったからこそ、今も働いていられるのは事実ですね。
授かれるものなら、また制度を活用し、もう一人くらい・・・と思っています。

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